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2014年3月

ゴシック建築の“囲む”

先日、「建築の基本は囲むことと支えること」について書きました。

ギリシャ建築は“支える”という役割の【柱】を中心とした建築で、
力強い外観です。

それに対して、ゴシック建築は“囲む”という役割が強くなっています。

ゴシック建築全盛の時代は中世です。
中世は、厳かな時代というか、神が絶対的存在でしたので、
キリスト教の教会を中心とした国づくりが盛んだった時代ですね。

教会の中は、人間を超越した神への信仰の場として、外界の世俗社会とは
【壁】で隔てられています。

教会の内部空間こそが聖域であり、壁で囲うことで内部空間表現を
追求しています。

ゴシック建築というと、空を突き刺すかのような高い塔がツンツンと
並び、内部は、細い柱が束になっていて天井へ続き、高い空間を
作りだしています。
ステンドグラスから入る太陽の光も何ともいえない神秘的な空間を
演出していますね。

宗教と文化と芸術性が融合し、建築美を高めています。
美しいですよね。

石の積み上げが歴史の積み上げでもあるヨーロッパ。
中世時代の文化・面影が、そのまま現代にも息づいているのが
よくわかります。

イタリア ミラノ大聖堂
http://www.duomomilano.it/en/

フランス シャルトル大聖堂 
(内部360度見れます・・・ステンドグラスが美しい)
http://www.cathedrale-chartres.org/fr/les-panoramiques-360-,120.html

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