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2013年8月

フェーン現象ではなくて、「ふーん現象」

まだまだ、暑い日が続きますね。

「ふーん現象」て・・・。

星新一さん著のショートショート『おかしな先祖』にある「ふーん現象」より、
大まかなあらすじです。

ある医師のところに、おかしな患者達が来るようになった。
変に理屈っぽいのに、自分の名前はぼやけてよくわからないという。
呼びかけても無反応で、右から左へ抜けていく感じ。

それが、ほうぼうの病院でおこっていて、手当てをしても快方に向かわない。
よって、1つの建物に患者たちを集めて、カメラをつけて経過をみることとした。

医師たちは“何か緊張感を与えて、目を覚ませたほうがいいのではないか”
と、色んな大ニュースを作り送り込むこととした。

医:“ただいま大事故が発生し、死者多数・・・”

患者たちの反応は・・・、
“ふーん”“あんなとこにいあわせなくて良かった”
春の牛の鳴き声のようなのんびりした声。

医:“銀行が1つ倒産しました!経済界は混乱するでしょう”

患者たち:“ふーん”“政府が何とかするだろうよ”

医:“南米の奥地に空飛ぶ円盤が次々に着陸しております。皆さん慌てないように!”
患者たち:“ふーん”“来ちまったんだからしょうがないね”

医:“地球に来訪した宇宙人は地球の滅亡が近いことを告げていきました!”
患者たち:“ふーん”

医:“あなたはまもなく死にます。この診断書の通りです”
患:“ふーん”“その診断書だれのです?”
医:“あなたのですよ。ほら名前があるでしょ”
患“そうですかねぇ”

医師たちは、毒のないサソリを病院に放してみたり、サイレンや爆発音を
不意にならしてみた。

しかし、反応は・・・

“ふーん”

あらゆる手をつくした感じで、医師達は困り果てた。
また、基本方針が間違っていたのではないかという議論の最中に“ふーん”
という反応をする医師達も出てきて、患者の建物送りになった人もいたり、
医師達も混乱した。

そして、どうすることとしたのでしょうか・・・・?

“ふーん現象”の中にいても、自分ではなかなか気が付かないものですね。

情報過多な中にいて方向を見失うと、ごみのような情報の山に埋もれて
肝心なものを忘れてしまいそうです。

家の中も、情報も不要なものをため込まないほうが良さそうです。

星さんの小説は、今読んでも古くなくユーモアがあって、考えさせられますね。
話のオチは、小説を読んでみてください。(^^)/

“ふーん”

え?

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